海女の森プロジェクトA
豊かな自然を守る、海女の森の未来。
伊勢湾・三河湾の豊かさを考える。
海⼥の森プロジェクトAは、森を伐採することで⾃然保護とコミュニティ参加を結ぶ取り組みです。
海⼥の森は、美しい海岸線と豊かな⽣態系を有する貴重な⾃然エリアであり、その保護と再⽣を⽬指しています。
1.伐採プロジェクト
森林を計画的に伐採し、蒸散量を抑え⽣息地の再⽣とCO2の削減を
実現し持続可能な社会をmiraiへとつないでいきます。
2.海⼥⽂化の保護
縄⽂時代からある海⼥⽂化をmiraiへ継承していきます。
3.地域の学校との協⼒
環境教育プログラムを提供し、⼦供たちに⾃然とのつながりを育み
社会へ共感の輪をmiraiへ広げていきます。
先⼈たちが⾃然に⾏ってきた伐採こそ森の蒸散を抑え、海に還る栄養分たっぷりの⽔作りを⽀えていたのでした。
伐採が適切に⾏われれば森に光が⼊り、下草が茂り、蒸散がコントロールされるため、森から湧き出るミネラル農富な⽔が増えていきます。⿂つき林から供給される⽔は昆布やワカメ等、在場の⽣育を促進し、⽯灰藻の繁殖による海の砂漠化を予防します。
本来、森に⾬⽔をめぐらすというとは、畑に撒く⽔を、栄養たっぷりの肥料⽔に返すということ。しかし昨今、薪・炭の需要は減り、エネルギーを得る為の伐採はめっきり⾏われなくなったことで、放置された⾥⼭では、無秩序に葉⾯積が増⼤し過剰蒸散を続けた結果、森林は保⽔⼒を失ってしまいました。
表⼠が剥き出しになってしまった⾥⼭も多くみられます。 ⾥⼭は原⽣林ではありません。⾥⼭が原⽣林に輯づきすぎると蒸散量が過剰となり、平野部 でゲリラ豪⾬の原因ともなりえます。
海岸地域の⿂つき林が不⾃然に⼤きくなり、その重みと保⽔⼒不⾜で崖を崩す事もあります。太古の昔から⼈が⼿を⼊れ⼤切に守ってきた⾥⼭の必要性を忘れたことから、森と海洋環境のバランスも崩れだしたのです。
私たちの地域には多くの天然林⾥⼭があります。海岸地域を取り囲む雑⽊森を整備することは、 縄⽂時代からの豊かな磯や湾を取り戻していくことに繋がるだけでなく、剥き出しとなってしまった表⼟に光を⼊れ、下草を⽣やすことにより、⾥に下りていた野⽣動物の住処が確保され、 獣害が減り、ホタルが森にかえってくるとも⾔われています。
最近の研究では、根から吸収されるおよそ90%もの⽔が蒸散により発散され、この⽔分量は、気温が⾼く乾燥した⽇には、1⽇あたり直径約30㎝の成⽊から1トン以上にも上るとの報告があります。
過剰に増えすぎた蒸散量が⾥⼭の保⽔状態に⼤きな悪影響を及ぼし始めているのです。
顧問
元衆議院議員 三ツ⽮憲⽣⽒
三重県議会議員 野⼝正⽒
三重県議会議員 野村保夫⽒
三重県議会議員 中川正美⽒
アドバイザー
東京⼤学院農学⽣命科学研究科教授 蔵治 光⼀郎⽒
⿃⽻磯部漁協協同組合 代表理事組合⻑ ⽊下 和⾏
⾏政書⼠オフィスプロミネンス 代表⾏政書⼠ ⻄川徹⽒
「森と海をつなぐ」こと。
それは、⼈間と野⽣動物、野⽣動物と植物、 植物と昆⾍とのつながりなのです。
みんなつながっていることを思い出すことが
「現在を美しい未来につなぐ」ことに他ならないのです。